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【注意喚起】超安価なトンデモ業務用オゾン発生器の懸念とレビュー内容から分かるその品質

通常、業務用オゾン発生器と呼ばれる機器は、300mg/hrで10万円以上、1,000mg/hrで40万円などが妥当な販売価格です。(もちろん、それより高いものや安いものがあります)

しかし、当サイトが楽天やAmazon、ヤフーショッピング等、日本国内でも比較的露出が高いショッピングサイトを中心に調査を行ったところ、なんと(販売ショップ曰く)オゾン発生量が5,000mg/hrや10,000mg/hrオーバーにも関わらず、販売価格がわずか数千円の超安価な業務用オゾン発生器を複数確認しています。

この類の商品について、当サイトにも何度かお問い合わせを頂戴していることもあり、本日はこれらの商品について、オゾンプラスとしての見解を述べたいと思います。

超安価なトンデモ業務用オゾン発生器とは

悪質なメーカーや売りっぱなしの業者に注意!

まず、ここでいう「トンデモ業務用オゾン発生器」というのが何を指すのか定義したいと思います。

POINTトンデモ業務用オゾン発生器の定義
販売価格やスペック等が一般常識の範囲を著しく逸脱した製品。あるいは、安全性が一切配慮されていない製品等。

では、もっとも分かりやすい販売価格を例に、業務用オゾン発生器においての「一般常識の範囲を著しく逸脱した製品」とは、どの程度の価格を指すのでしょうか。

たとえば、当サイトに登録されている「黄色いオゾン発生器」で有名なパンサーJという業務用オゾン発生器があります。その販売価格は、648,000円であり、オゾン発生量は7,500mg/hrです。この製品は、特に清掃業界では高い支持があり、清掃現場の中でも、時に過酷な現場も少なくない特殊清掃の現場でもきっちりとその役割を果たしてくれる大変優れた製品です。

トンデモ業務用オゾン発生器の中には、このパンサーJと(メーカー曰く)オゾン発生量が同程度としながら、わずか数千円で販売されているものがありました。価格的には、パンサーJの1/100程度という恐ろしい値段設定です。

パンサーJは、「少し値は張るが、パワフルで確実な仕事をしてくれる」という点では、空気清浄機でいえば、シャープ「KI-JP100」のような存在なのかもしれません。そんなシャープ「KI-JP100」は85,000円程度(※2019.02.17現在)します。シャープ「KI-JP100」と同程度とされる製品が850円で販売されているようなものだといえば、その異常さをイメージしやすいでしょうか。

販売価格でいえば、このような状態が「一般常識の範囲を著しく逸脱した製品」ということになります。

トンデモ業務用オゾン発生器を販売するショップの共通項

トンデモ業務用オゾン発生器を販売するショップの共通項

そのような「トンデモ業務用オゾン発生器」を販売しているショップには次の共通項がありました。

  • オゾン発生量が3,000〜10,000mg/hr
  • 販売価格が1万円を切る
  • 別々のショップなのに商品画像のアングルや訴求が似通っている
  • 風量がデタラメあるいは表記なし
  • 商品レビューが一定時期に集中している

この5つの共通項の中で、1と2だけに注意をすれば、「知らずに買ってしまった」なんてことにはならないと思いますので、せめてそこだけでも覚えておいて下さい。

「安いから失敗覚悟で試してみよう」から生まれる大損失

「安いから失敗覚悟で試してみよう」から生まれる大損失

良いものが安ければ、誰でも嬉しいことは言うまでもありません。しかし、世の中には「安物買いの銭失い」という言葉もあるように、安いには安いなりの理由があることは、多くの方がご存知のところです。

「まぁ、安いから失敗覚悟で購入してみるよ!」と思われるかも知れません。たしかに、「物は試し」という言葉もあるので、そのような考えを全面的に否定する気はありませんが、少なくても業務用オゾン発生器についていえば、その考えは絶対にやめたほうがいいでしょう。

有人環境で常時稼働させる家庭用オゾン発生器とは異なり、業務用オゾン発生器の場合、作業中は無人環境になります。基本的には、機器が稼働している間、その場に誰もおりません。

火災になったらどうしますか?

言うまでもないことですが、現場で火災が発生すれば、商品代金の損失どころでは済まず、「すべてを失う」可能性すらあります。無人環境下において、高出力で電気製品を扱うということは、そういうことなのです。

そういう部分で、しっかりと「安全」を担保するため、安全性・耐久性が高い高品質のパーツが採用され、商品価格が上がってしまうことは仕方がないことであり、消費者側としてもそこにはしっかりとお金をかけるべきだと思います。

重要性が高い内容の低評価レビューが盛りだくさん

重要性が高い内容の低評価レビューが盛りだくさん

ここで紹介する「トンデモ業務用オゾン発生器」のレビューの中でも、特に重要性・危険性が高いものをいくつかピックアップします。

このまま使用するのが不安になる音と光。
最近になり(購入して20日くらいして)電源を入れスタートすると、バリバリ・バリバリという電気音がしてプラズマの光が機械内に見えます。このまま使用するのが不安になる音と光ですが、火災などが起きないか心配になります。他に2台のオゾン発生器(3000と6000)を使用していますが、そちらはこの商品のように大きな音やプラズマ光は起きていません。この商品は、高出力なので電圧が高いのでしょうか?それにしても、火災が起きては怖いので返品しようかどうか悩んでいます。

Amazonレビューから

不良品
オゾンが少ししか出ていません。個体差があるのでしょう。買わない方がいいと思います。ショップに問い合わせましたが、こちらの言っている事がわからない、オゾンはでますと返答がありました。

Amazonレビューから

2週間で壊れました
機能は強力で、動作している時のオゾン脱臭器としての効果は大きいです。しかし、当初から紫色の放電が発生したり、しなかったりで、そういうものかと思っていたのですが2週間ほどして、電源を入れてファンも回り、パネルのランプも点くのに、中の紫色の放電が全く発生しなくなりました、当然オゾン臭もしません。初期不良なのかもしれませんが、残念でした。

Amazonレビューから

確かにオゾンは出ますが
中のセラミックプレートを掃除して下さいは良いのですが、ボックスのネジが大問題で、ネジがなかなか緩まずに今度は掃除が終わってネジを絞めるのが空回りとか、本体固定するのに何でネジがこんなに必要か?こんな処がヤッパリ中国製、日本製の緻密さが実感できる!中国には評価専門する会社(サクラ)が有るそうですので、他の製品も高評価は捨て金と思って購入が必要。

Amazonレビューから

この記事のまとめ(失敗しないために)

この記事のまとめ(失敗しないために)

トンデモ製品は、必ずどこかにそのしわ寄せがあります。

たとえば、そもそもショップが公表しているスペックや商品説明が虚偽であったり、一時的にはスペック通りの数値が出ても、そのスペックに耐えうるだけでのパーツを採用していないため、すぐに壊れる等がよくあるパターンです。

今回ここで言及したトンデモ業務用オゾン発生器についていえば、後者であると感じました。その理由は、各商品のレビューを確認すると、「パワーがすごい」という趣旨の内容が少なくなかったからです。これは、公表スペックを偽っているより危険なパターンだと言えます。何故なら、無人環境で実際に高出力の当該製品が稼働するからです。中でも先に紹介した「バリバリ・バリバリという電気音がする」というのは、かなり危険だと推測します。業務用であれ家庭用であれ、そのような音がするオゾン発生器はどう考えても普通ではありません。

私たちは、決して消費者の不安を煽り、当サイトがおすすめしているオゾン発生器を購入させようとしているわけではありません。現在、日本では実に多くの業務用・家庭用オゾン発生器が販売されています。あなたの目的にピッタリ合った製品であれば、どのサイトでどこのメーカーの製品を購入しても構いませんが、業務用オゾン発生器の購入が初めての方が、本記事で紹介したようなトンデモ製品を購入して、オゾン発生器という機器そのものが誤解されたり、重大な事故につながることは絶対に避けていただきたいと考えています。オゾンプラスは、あなたのオゾン発生器の導入が成功することを切に願っています。

この記事のよくある質問

基本的に中国製の製品はすべて低品質ですか?
いいえ、それは誤解です。 中国が「世界の工場」と呼ばれていることは今も昔も変わらず、聞けば誰もが知っているような一流企業の多くの商品が今なお中国で生産されています。多くの日本人がイメージする「中国製=低品質」という考えは半分正しく、半分誤りです。たしかにいまだに規制やルール・安全性を無視して低品質の商品を世に送り出し続けている工場もありますが、そういう文化としての土台がある中で、並々ならぬ企業努力のもと品質を向上させ、ニーズに応え、変化に対応している工場も少なくありません。そのような工場で生産された商品の特徴は、「日本製より安いが、異常な安さではない」ことです。つまり、高品質のパーツで安全性や耐久性を高めようとすれば、どの国の工場で生産しようが異常な安さにはならないことが挙げられます。
安全性や耐久性などについて分かりやすくパーツを例に教えて下さい。
たとえば、オゾンを発生させるオゾン発生体部分は「放電管」や「放電板」と呼ばれ、オゾン発生器になくてはならない重要なパーツになります。通常の業務用オゾン発生器では、このパーツが1本使用されています。この放電管を2本にすることで、各放電管への負荷が軽減され、安全性や耐久性が大幅に向上することは分かっていても、このパーツが安くないことから10万円、20万円を超えるような業務用オゾン発生器でも1本しか使われていないのが一般的です。
トンデモ業務用オゾン発生器の中には「日本仕様」としている商品もあるようですが…
日本の一般的なコンセントプラグにそのままさして使用できます程度のものだと認識して下さい。トンデモ業務用オゾン発生器を販売しているショップは、製品を一から設計・生産しているわけではありません。すでに、中国国内にある出来上がった製品を日本に持ち込んで販売しているだけなのです。たとえば、「PSE対応」についても同じことが言えますが、工場側が出荷時に「PSE対応」と書いた一枚の紙を商品に同梱するだけで、販売者は、調査したり確認したりすることなく、「仕入れた商品にPSE対応とあったから」という理由で無責任にも商品説明に「PSE対応」などと記載されているのが現状です。 参考:PSEマークの意味とは?
製品に不具合がある場合、保証してくれるそうですが…
ほぼすべてのトンデモ業務用オゾン発生器は、大量生産の既成品ですから仕入れ値が非常に安いです。そのため、何か問題があれば、改めて新品を1台送りますよ、という程度のものです。そもそも、調べた限りでは、メールの問い合わせにもまともに対応してくれないショップが多いのでご注意下さい。ちなみに、当サイトが実際に問い合わせをした中で一番ひどかった例は、「詳しいことはよく分からないから工場に連絡して勝手に確認してくれ」というものでした。

この記事のQ&Aは、ユーザーからのお問い合わせをもとに随時更新されます。

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