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ホテルや旅館など宿泊施設の客室における具体的な臭気対策と費用やルームメイク

ホテルや旅館に宿泊するときは、部屋の広さや景観、設備などさまざまなことを考慮して選びますよね。今はインターネットからの予約が多いのも、宿泊施設の客室をはじめ、料理や設備の写真、周辺の情報まで記載されているからでしょう。さらに、実際に宿泊したお客様のリアルな口コミやレビューが載っているので、写真だけでは分からない部分の情報も把握することができる点も便利です。

しかし、口コミやレビューはそのホテルや旅館に宿泊したすべてのお客様が書いてくれるわけではありません。ですので、やはり実際にそこに行ってみないと分からないこともあります。その代表的なことが「ニオイ」です。たまに悪い口コミとして見かけることもある、このニオイ問題。宿泊施設によっては、ひとつひとつの口コミに丁寧に返信をしている場合も見られますが、そうでない場合もたくさん見られます。

旅行にしろ、ビジネスにしろ、これから泊まる部屋が臭いのはイヤなものです。しかも、今は喫煙可よりも禁煙の方が多く、タバコのニオイにも敏感になっています。それだけではありません。自分が泊まる前に泊まった方のニオイが残っている場合も。こうなると「ここはちゃんと掃除をしているのかな」といった、疑念を抱いてしまいます。(客室内のニオイが原因で、他の部分も気になり始めたりしますよね)

こうなると、たとえ料理が美味しく、スタッフのサービスが良くても「部屋が臭かった」という印象しか残りません。そして、このお客様は果たして次も来てくれるでしょうか?ホテルや旅館はたくさんあります。悪い印象が残ったところへの「次」はないでしょう。

そこでこの記事では、お客様に次もリピートして来ていただけるような施設にするために、「客室のニオイ」に注目した対策やルームメイクを紹介します。現場の皆様は、ここに書かれていることはすでにご存知かもしれませんが、この記事が現状抱えている問題を改めて見つめ直すきっかけになれば幸いです。

宿泊施設の客室におけるニオイの原因

宿泊施設の客室におけるニオイの原因

ホテルや旅館の客室では、泊まるお客様や施設側の管理の仕方等が原因でさまざまなニオイが発生します。一般的にありがちなニオイの原因と場所を紹介します。

浴室・トイレ

ホテルや旅館では、浴室とトイレが一緒の空間になっていることも多く、トイレや浴室の排水溝からのニオイが上がってくることがあります。また、こういった水回りは汚れが付きやすく目立つので、特にキレイにしておかなければいけません。実際に水回りを気にするお客様は多いです。

前の人の髪の毛や、水滴が乾いて丸くついた水垢などは非常に印象が悪くなります。(スマホで写メを撮られSNSにアップされる怖い時代です)また、同じ部屋に連泊をした際のルームメイクも、「本当に清掃をしたのかな」と思うほど髪の毛が落ちていたり汚れている場合があります。その場合は、その部屋を担当した清掃員への徹底した指導管理が必要です。

そして、忘れてはいけないのが鏡です。下ばかりに気を取られていると、鏡にハミガキ粉や水滴が飛び散ったまま乾いて汚れているのに気が付かない、といった一見ニオイには関係ないように思えることも、お客様にとっては不快になりその部屋、もしくは施設全体の評価が下がってしまいます。

髪の毛やハミガキ後の食べカスの除去は、排水溝のニオイの原因になることに加え、水垢などは時間が経つにつれて落ちにくくなるため、できる限り早めの清掃を始めることです。「できる限り早めの清掃」そんなことは言われなくても…と思われるかもしれません。もちろん、清掃スタッフに「できる限り早く!きれいに!」と指導するだけでは何も変わりません。何故なら時間は限られているからです。問題は清掃スタッフの大変さを管理者が理解し、その負担をどれだけ軽減するのか、あるいはどれだけ効率化を図れるのか、がポイントになります。(後述)

客室全体

客室全体

ホテルや旅館などの宿泊施設では、お客様がチェックアウトされたあとの部屋に、タバコ臭や体臭、薬品臭、持ち込まれた食べ物のニオイなどが残ってしまいますし、そのままにしておくと日増しに臭気が壁や天井などに付着して染み込んでしまいます。客室全体では、あらゆるニオイが原因になります。それぞれ見ていきましょう。

【タバコ】
最近のホテルや旅館の多くが、ごくわずかの喫煙室を除いて禁煙である所がほとんどです。なかには、喫煙可能な客室が1つもないというホテルもあります。現在ではビジネスホテルであっても、喫煙室が禁煙室よりも多くあるホテルはほとんど見られません。

そんな中で喫煙者は喫煙室を選ぶと思いますが、いくら喫煙室でも到着したばかりの客室がタバコ臭いのは嫌悪感を抱きます。自分が発生させてタバコ臭なら仕方ないと我慢しますが、前の宿泊者のタバコ臭が残っているというのは、たとえ喫煙者でも不快で清掃が行き届いていないと感じるのです。(ワガママなものですね…)

【食べ物のニオイ】
コンビになどで食べ物を買って室内に持ち込むお客様は多くいます。しかし、どんな食べ物でもニオイを発するため、客室に食べ物臭が残ってしまうことがあります。特に、ニオイが強い食べ物を好んで持ち込む場合は、客室にそのニオイが充満します。たとえば、キムチや漬物などの発酵食品、ニンニクが強い食べ物や調味料、カップラーメンなどはニオイが部屋全体に広がってしまいます。(またこれらのニオイはかなりお部屋に残るから困ったものです)

【薬品臭】
宿泊中、客室内で薬を服用されることもあれば、湿布薬等を利用する宿泊者もいます。特に湿布薬のニオイは部屋に長時間残ることが多く、慣れていない人には嫌われ、「部屋に薬品臭が充満しているから部屋を変えてほしい」など、クレームにつながることも少なくありません。

【腐敗臭】
数日間の連泊をしているお客様で、「部屋に立ち入らないでください(Do Not Disturb)」の札をドアにかけている宿泊客に多いケースです。こういった部屋には清掃やベッドメイクが入らないため、部屋で食べた食べ物のゴミが室内のゴミ箱に残り、そこから腐敗臭が発生します。

この場合、たとえニオイが強い食べ物でなくでも容器や袋に残った食べカスが時間とともに腐敗してニオイを発するのです。これが夏であればなおさら腐敗するのが早くなるため、これが悪臭原因になります。

【体臭】
一泊や二泊ではあまりないですが、長期滞在のお客様に多いケースです。同じ部屋で長期過ごしていると、徐々に部屋自体にお客様の体臭が染み込んでいきます。宿泊客をはじめ、人はなかなか自分の体臭には気づかないものですから、部屋に入ったときに何も感じずに過ごしますが、ベッドメイクや清掃のスタッフが部屋に入ったときに、そういったニオイを感じるというのはよくあることです。

【香水臭】
香水は日本人や外国人に関係なく多いニオイのひとつです。ただし、どちらかといえば外国人が多い傾向にあるようで、特に欧米では男女問わず香水をつける文化が浸透しています。また、日本の香水は香りがそれほど強くありませんが、海外の方は比較的強い香りのものを好まれるため、そういった方が毎日強い香水をつけると部屋の中にもその強い香りが立ち込めてしまい、その香水臭が客室内の他の臭気成分と混ざり「複合臭」にパワーアップします。

【外部臭】
お客様が外から戻ってきたときに、衣類や髪などについてくるニオイも部屋にこもるニオイの元になります。たとえば、飲食店での料理臭や調理臭、人混みに紛れてついてしまった香水や汗のニオイなどです。こういったニオイは、そのお客様のせいではありませんが、衣類についたニオイなどは洗濯をしないととれないので、消臭スプレーをかけても一瞬だけであまり意味はありません。(消臭スプレーは一時的にニオイを包み隠すだけのマスキングという手法によるものであり根本解決にはなりません)

今はホテルでもコインランドリーやプレス機などがあり自分で洗濯ができるので、衣類のニオイに関しては消そうと思えばできるのですが、長期滞在の方や雨に濡れてしまったなどのアクシデント以外は、あまり使用しないのではないでしょうか。ほんの少しのニオイでも、ビジネスホテルの狭い部屋などではかなり気になるものです。

この外部臭に関しては、何のニオイかがはっきりしない場合も多いので、原因を探るのは難しいといえます。しかし、お客様が帰られたあとの清掃をきちんとしておけば、次のお客様から苦情がくることは少なくなるため、やはり清掃管理をしっかり行うことが大切です。

客室の悪臭防止のためのルームメイク

宿泊客がチェックアウトしたあと、ベッドメイクスタッフが客室に入って強いニオイに気が付いたとき、どうすれば短時間でニオイを消し、次の宿泊客が快適に過ごせるかを考える必要があります。これは結構大切なことで、次にそのお客様がリピーターになってくれるか、ということにもつながっていくのです。

目に見えないニオイだからこそ、手を抜いてはいけません。なぜなら、これから自分が泊まる部屋のドアを開けた瞬間にそれは決まるからです。客室のニオイは、「目に見えない第一印象」を作り出し、それが良くない場合に限り、強い印象としてお客様の脳裏に残ります。(そしてそのお客様がレビューを投稿することがあれば、その印象が増幅されて思い出されることでしょう)

ここでは、客室のニオイをいち早く消すためのルームメイクを書きます。もちろん、すでに実践しているとは思いますが、基本が大事ですので今一度、確認の意味も込めてお読みいただければと思います。

【換気】
まずは換気です。お客様がチェックアウトしたあとは、すぐに部屋の窓を開けて部屋の空気を入れ替えましょう。部屋のニオイが弱かったり、次のお客様まで十分に時間がある場合は、換気だけで室内のニオイの大部分を取ることができます。しかし、ニオイが強かったり悪臭を放っている、また同日の数時間後に次の宿泊客がくるような場合は、換気だけでは間に合いません。

そういう場合は、家庭用のハイグレードモデルまたは業務用の空気清浄機を使う方法もあります。空気清浄機は室内の空気を循環させ吸い取り、本体内部にあるフィルターでニオイを吸着させるという方法で消臭します。(フィルター吸着式の空気清浄機)

しかし、空気清浄機の本来の目的は、空気中のホコリや花粉などの微粒子を取ることで、ニオイを消すこと、つまり、消臭や脱臭は得意ではありません。最近の空気清浄機には家庭用の製品でも脱臭機能が付いている製品も少なくありませんが、正直その程度のパワーでは分刻みで作業をする清掃スタッフの助けにはならないばかりか持ち運ぶ際の負担の方が大きいです。

【カーテンをすべて開け、照明をつける】
カーテンはあまりニオイに関係ないと思われるかも知れませんが、細かなホコリや汚れがどこについているかも知れません。客室を清掃する際は、カーテンをすべて開け、照明を点けて明るい状態で行うのが一般的です。明るい状態でカーテンや窓に汚れがないか、また室内すべての照明が問題なく点くかのチェックも合わせて確認しましょう。

【ベッドメイク】
客室の清掃は、ベッドメイキングからはじめるのが基本です。これは、リネンの交換や掛け替えで舞い上がったホコリが、床に落ちるまで時間がかかるためです。そのあとで掃除機をかけないと意味がありません。ホテルや旅館のベッドメイクはシーツのシワやたるみを徹底して伸ばし、余った部分はマットレスにたくし込み、羽毛の枕をパンと張った状態で並べると見た目にも美しくキレイになります。

【バスルームの清掃】
バスルームは汚れが目立つ場所なので、特に入念に清掃をしなければいけない場所のひとつです。バスタブ内と壁を中性洗剤をつけたスポンジで磨いて流し、乾いたタオルで上から下に向かって拭くのが基本。鏡は濡れタオルで拭き、洗面ボウルはスポンジで磨いてそれぞれを乾いたタオルで拭きあげます。

客用タオルは幅と長さをそろえてバーに掛け、髪の毛を1本も残さないよう注意しながら徹底して掃除機を掛けます。最後に床を拭いてから見逃していないかチェックをしましょう。

これらひとつひとつのことが、些細なニオイ対策になります。繰り返しますが、ニオイは目に見えないため、そのニオイの発生源をいち早く探し対処することが肝心です。そもそもニオイの元というのは、細菌の繁殖(増殖)によるもの。毎日違う人が泊まる場所だからこそ、さまざまな菌が運ばれてきます。潔癖症の人は自分専用のタオルやスリッパなどを持ち込む場合もあるくらいです。

知らない人の髪の毛やホコリに嫌悪感を抱く人は少なくありませんから、ルームメイクは手を抜かずしっかり行いましょう。

客室のニオイ対策にはどんな方法がいいの?

ホテルや旅館など宿泊施設の客室における具体的な臭気対策と費用やルームメイク

清掃をしっかり行ったのに、どうしてもイヤなニオイが除去できない!

やるべきことは分かっていながらも、その時間がない!とにかく時間が足りない!

家庭と違ってたくさんの部屋数があるホテルや旅館では、人の手だけで頑固なニオイを除去するのは困難な場合もあります。いや、というより、もっと効率的に消臭除菌をしましょう。

ホテルや旅館等の宿泊施設が避けては通ることはできない「ニオイ問題」。そこで多くの宿泊施設は「脱臭機」にたどり着くのです。

脱臭機の中にはさまざまなタイプがありますが、ホテルや旅館等の宿泊施設で利用されているのは、その中でももっとも消臭除菌効果が高く、短時間で効果が望める「オゾン発生器(オゾン脱臭機とも呼ばれています)」という種類の脱臭機になります。

業務用のオゾン発生器を導入する

業務用のオゾン発生器を導入する

画像:大手ホテルチェーンでも使用されているオゾンクラスター1400

宿泊施設関係者の方であれば、オゾン発生器をご存知の方も多く、実際に一度は使われたことがあると思います。
2019年現在、オゾン発生器は実に多くのホテルや旅館に導入されています。もはや「一家に1台」ならぬ「一施設に1台」は当たり前の時代になってきました。
特に最近では使用する人が増えたこともあり、良い製品が昔より安く購入できます。そのため、かなり昔に導入したオゾン発生器を最新の製品に買い換える施設も少なくありませんが、古い製品から最新の機器に切り替えるとだいたいの人がその性能に驚かれます。(5〜10年前と今の製品の性能は格段に違います)

オゾンは、脱臭と除菌の両方に効果のある気体で、オゾン発生器を使用することで室内にオゾンを発生させます。発生されたオゾンは、悪臭原因である菌やウイルスにアタックして分解してしまうのです。「分解」はニオイの原因である菌やウイルスを完全に消滅させてしまうということ。しかも、発生したオゾンは空気中だけでなく、部屋の隅々まで行き渡り人間では見つけられない、手が入らないところの除菌までしてくれます。さらにこれを短時間で行えるので、素早い脱臭を実現することが可能なのです。

ほんの少しでも、ニオイが残っていれば次のお客様を部屋にご案内した際、クレームのリスクがあります。もしそうなってしまった場合、貴施設の信頼と評判を失いかねません。室内の換気は有効的でお金が掛からない良い対策ですが、窓を開けられない客室もあれば、清掃当日雨が降っていたり風が強ければ窓があっても全開で清掃することはできません。つまり、その対策には「安定感」がありません。
また、たとえ業務用の空気清浄機に搭載されている急速脱臭機能であっても、その脱臭力は限定的です。つまり、「不完全」な対策です。

そのような不安定かつ不完全な方法に頼らず、オゾン発生器を施設に1台所有しておくだけで、それらの問題は解決されます。

そして、清掃スタッフの負担は軽減され、客室の稼働率は高まるのです。それが最終的に「お客様にも満足してもらえる快適性」を提供することにつながるのです。宿泊施設の経営という観点からも理想なマネジメントといえるでしょう。

臭気対策にかかる費用はどのくらい?

臭気対策にかかる費用はどのくらい?

ホテルや旅館での臭気対策にかかる費用とは、どのくらいなのでしょうか?

ルームメイクのスタッフが清掃をしてもニオイが除去できない場合は、他の対策を考える必要があり、それにかかる費用が心配です。臭気の原因にもよりますが、室内だけが問題であれば業務用のオゾン発生器を1台所有しておけばほとんどのニオイ問題は解決されます。業務用オゾン発生器の購入費用は5〜50万円程度です。製品にもよりますが、基本的にはメンテナンスがフリーか、ごくわずかのランニングコストで継続的に使っていけます。しかし、もし建物の内部(配管やダクト)が問題だった場合は1回数百万単位の費用がかかることも少なくありません。

(参考)
宿泊施設関連業におすすめのオゾン発生器

ホテルや旅館での具体的な臭気対策事例

ホテルや旅館での具体的な臭気対策事例

それでは、実際にホテルや旅館で臭気対策として、オゾン発生器を設置した事例を紹介します。ここからはオゾン発生器専門メーカーのサイト内で公開されている事例をもとに紹介します。

【参考事例①】ホテルハミルトン札幌
参照元:オーニット
導入年月:2017年2月
導入場所:客室
導入目的:脱臭
導入製品:剛腕 GWD-1000 FR
ホテルハミルトン札幌では、客室の臭気問題による売り止めを解消するため、オゾン発生器を導入。換気や消臭剤では取りきれなかったニオイを30分程度で脱臭することができたことに驚かれたそうです。

【参考事例②】旅籠なごみ
参照元:オーニット
導入年月:2019年3月
導入場所:客室
導入目的:客室脱臭
導入製品: 剛腕 GWN-500S
旅籠なごみは、日光・中禅寺湖に位置し、奥日光・湯元温泉の源泉かけ流しのお風呂は乳白色の硫黄泉で身も心も癒される人気の宿泊施設です。近年、インバウンドのお客様増加に伴い、タバコ臭・体臭・香水臭・食べ物臭等が残ってしまい、対策を検討されていたところ、その解決策としてオゾン発生器にたどり着き、「効果が高い」「持ち運びが便利」と大満足されたようです。

【参考事例③】佐島マリーナホテル
参照元:オーニット
導入年月:2015年3月
導入場所:客室清掃
導入目的:客室の脱臭
導入製品:剛腕 GWN-2000S
佐島マリーナホテルは、佐島マリーナに建つホテルです。俳優の森繁久彌さんが中心となって設立されたことで知られています。(40年以上前に俳優の森繁久弥さんがこの海に魅せられてヨットを購入し、佐島マリーナを開設)なんとこのホテル、客室が喫煙可能らしいのですが、毎日オゾン発生器を稼働させ消臭除菌作業をしていることで「タバコのニオイは全く無く、吸う人も吸わない人も快適に過ごしている」そうです。さすが剛腕シリーズ最強モデルですね。

【参考事例④】犬御殿/Wan life(Dog rescue)
参照元:オーニット
導入年月:2019年1月
導入場所:ペットホテル、保護預かり部屋
導入目的:犬・猫臭の消臭
導入製品:剛腕 GWN-2000S
犬御殿は白良浜に面するオーシャンフロントのペットと泊まれる温泉旅館です。大型犬が泊まった後のニオイや、施設内のドッグカフェのニオイに困っていたところ、オゾン発生器にたどり着いたのでしょうか。オゾン発生器を選ぶことにしたのは「有害な消臭剤や芳香剤は使いたくない」という思いがあったそうです。それまで1時間以上かかっていた消臭作業が1/6になり、保護施設の強いニオイ(猫)も簡単に消すことができたそうで、さすがはオゾン発生器といったところでしょうか。

ここまで↑↑↑の参考事例①〜④はオゾン発生器メーカーのオーニットの事例からご紹介しました。

【参考事例⑤】渋谷エクセルホテル東急
参照元:オゾンマート
導入年月:2019年4月
導入場所:客室清掃
導入目的:脱臭及び除菌
導入製品:オゾンクラスター1400
渋谷エクセルホテル東急では、インバウンドのお客様増加により、約70%のお客様が外国人となったことが原因で客室のニオイが多様化したそうです。これまでのニオイ対策では取り切れない客室のニオイに悩まされていました。そこで業界内で評価が高い本機を導入したところ、(以前から使用していた従来の製品と比較して)効果も高く、「以前のものと比べて軽くなった」とキーパーからも好評とのこと。ちなみに、渋谷エクセルホテル東急でオゾン脱臭作業をメインで行うキーパーはみな女性だそうです。たしかに、オゾンクラスター1400は女性でも軽々持ち運べる重量です。

【参考事例⑥】ぱしふぃっくびいなす
参照元:オゾンマート
導入年月:2019年4月
導入場所:客室清掃
導入目的:脱臭及び除菌
導入製品:オゾンクラスター1400
ぱしふぃっくびいなすは、日本クルーズ客船株式会社が所有する日本船籍で2番目の大きさを誇るクルーズ船です。クルーズ中、お客様は数日、長い場合は100日以上、宿泊される客室で過ごすそうです。ホテルや旅館の連泊の比ではありませんね。。
客室内には、香水や生活臭、そして寄港地で購入した食べ物を持ち込んだニオイなどが充満することも少なくないそうで、やはりホテルや旅館同様、客室の臭気には悩まされていたそうです。曰く「これまで他社製のオゾン発生器で一晩かかっていたオゾン脱臭が、オゾンクラスター1400だと30分で終了できるようになりました。このため、以前は『特にニオイが強い客室1室』しかオゾン脱臭できなかったのが、現在ではニオイが強い客室全てを脱臭できています」とのことです。素晴らしいですね。

【参考事例⑦】アパホテル(宇都宮駅前)
参照元:オゾンマート
導入年月:2018年4月
導入場所:客室清掃
導入目的:脱臭及び除菌
導入製品:オゾンクラスター1400
アパホテルも他の宿泊施設同様、「最近では、中国や台湾といった外国人の宿泊客が増加している」そうです。このホテルでは、全客室のうち、喫煙室が3割、禁煙室が7割の配分になっています。以前はオゾン発生器を使わずに消臭スプレーを用いて消臭作業をしていたそうです。ただ、「一時的な消臭でしかなく効果が弱い」「時間がかかる」「消臭スプレーを大量に消費する」ということで、2018年にオゾン発生器の導入を決め、オゾンクラスター1400を選ばれたそうです。その効果は抜群で「ニオイに関する苦情がほぼなくなった」「スタッフの作業効率アップ」という2つの成果を得ることができたそうです。

【参考事例⑧】京都セントラルイン
参照元:オゾンマート
導入年月:2017年8月
導入場所:客室清掃
導入目的:脱臭及び除菌
導入製品:オースリークリア2
京都セントラルインは、京都市中心部、阪急電鉄河原町駅近くに位置する客室数138室のホテルです。このホテルはビジネスのお客様が全体の半数を占めることから、約半数の客室が喫煙室となっています。困っていたのは、タバコ臭、持ち込みの食べ物のニオイ、外国からのお客様も増えてきており、香水臭等だったそうです。かつて利用していたオゾン発生器が壊れたことを機に「新しいオゾン発生器を購入しよう」となったそうですが、調べてみると50〜60万円程度の高額な製品ばかり。そこでオゾンマート社のオースリークリア2を知り、5万円程度と購入しやすい価格であったことから購入されたそうです。
肝心の効果は…曰く「40分のタイマー運転で、ほとんどの臭いを脱臭することができており、オースリークリア2の脱臭力の強さを実感しています。また、食べ物や香水の臭いも同様です。特に臭いを取るのが本当に大変なキムチの臭いを強力脱臭してくれている点が大変助かっています。脱臭スプレーを部屋中に噴霧したり、何度も客室の換気をしなくても脱臭が完了するため、清掃スタッフならびフロントスタッフの作業負担も軽減しています」とのことです。

ここまで↑↑↑の参考事例⑤〜⑧はオゾン発生器メーカーのオゾンマートの事例からご紹介しました。

客室のニオイはリピート率に大きく影響する

宿泊客にとって客室はその後のリピーターにつながる

ホテルや旅館では、毎日たくさんのお客様が国内外から来館されます。人それぞれに、さまざまなニオイを客室に運んでくるのは、ごく自然なことです。

そのなかでも特にイヤがられるニオイはダントツで「タバコ臭」です。禁煙室の数もどんどん増えてはいますが、予約を取ろうとしても希望通りの禁煙室が取れなくて、仕方なく喫煙室になるといったこともよくあります。しかし、やはり禁煙室とは比べ物にならないほどのタバコ臭がする部屋が多いと感じます。タバコを吸わない人にとって、常にタバコ臭のする部屋にいるというのは、はっきり言って拷問以外の何物でもありません。

部屋を替えてほしくても混んでいるときなどは、それもできずお客様に我慢をさせることになってしまいます。これでは「施設の対応が悪い」「部屋がタバコ臭くて耐えられない」など、悪評につながることもあるのです。そうならないために、たとえ喫煙室でも禁煙車が泊まった時に苦情がこない部屋にする必要があります。

「喫煙室だからタバコのニオイがするのは当たり前」といった考えでは、もうこの先の時代は生き抜いていけません。喫煙・禁煙問わず、客室はすべて同じだという考えを持って、清潔レベルを常に高めて維持する必要があります。これがお客様の「次もここにしよう」といったリピートにつながります。ひとつのことに手を抜くと、悪い連鎖が始まってしまうのでそれだけは避けましょう。そして、清掃スタッフに無理な作業を押し付けたり、指示出しだけをするのではなく、スタッフの負担を軽減したうえで効率性を高めていただき、最終的なチェックも怠らないようにしましょう。

臭気対策をすることがお客様の「次」につながります。当サイトでは、宿泊施設において高い評価を得ている業務用オゾン発生器をご紹介しています。ニオイ対策にお困りの支配人様は是非これをご覧になって下さい。

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